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”広告代理店って働くってブラック企業なの?”
大学の友人。合コンで出会った女性。面談に来た就活生。親戚の人たち。みんな口を揃えて同じことを私に質問します。その際の決まってする私の回答は、
最高にエキサイティングなブラック企業です。
そう、何を隠そう。広告代理店はブラック企業なのだ。
本サイトに訪れたということは、「広告代理店って格好いいから入社したい」と本音では思っているものの入社前に事前に広告代理店のブラックな要素を知りたいと感じている方だと思います。本記事を最後まで見れば、事前に知っておくべき広告代理店のブラックな要素が全て理解できことをお約束します。
広告代理店は本当にブラック企業なの?
広告代理店を志す若者・入社して若手社員が抱く印象で一番多いのが、
「広告代理店=激務」というイメージです。
今の時代、”商品丸裸時代”と呼ばれ、どれだけCMやHPなどで商品を着飾っても他社と比較されて商品の欠点や弱みなどがすぐに見つけられてしまいます。でもそれは、企業も同じ。どれだけHPで自社を魅力的に着飾ったところで、そこに働く人がいる限り、インターネットがある限り、隠しきれない”ブラックな部分”が見えてしまうんです。
「広告代理店=ブラック企業」というイメージが世間に付いてるってことは、正にそういうことで…。本当にブラック企業なんです。火の無い所に煙は立ちません。激務。残業多い。スピード感えぐい。大手以外薄給。→これガチです。(広告代理店で働く僕が言うのだから間違いない。)
そう。広告代理店とは正真正銘のブラック企業です。
業種別残業時間ランキングでも上位
広告代理店の残業時間は、数ある業種の中でも業務量と難易度の高さより残業時間が特に長くなってしまう特徴があります。特に映像やクリエイティブ職に関わる業種は残業時間が多くなり、多い所だと100時間を超える所も出てくる場合もあります。
私の知人でTVCMを作成する制作会社に勤める人がいますが、休日出勤は当たり前で残業時間は月100時間は軽く超えてくるケースが多いようです。。
広告代理店のブラックな要素3選
現役で広告代理店に勤める私が感じる広告代理店でブラックな要素は下記の3つです。他にも様々な要素がありますが、他の業界と比較しても特に突出しているブラックな部分のため深く掘り下げてご紹介していきます。
- クライアント最優先の風潮
- あらゆる広告の効果検証を求められる
- 働く人のマインドが変わらない
クライアント最優先の風潮
広告代理業はクライアントあっての仕事になります。故にお客さんは神様というような風潮が業界全体に広がっております。
特にインターネット専業代理店は一人の営業担当に対して、複数のクライアントを持つので、仕事には受注から資料作成、プレゼン、コンペなど多くの段階があり、一人では抱えきれない仕事を受け持つことになるなります。
中には、無茶な依頼をするクライアントに対しても期待に応えるために短期納期での仕事を受注する代理店も多く頭を抱える平社員も多いです。
あらゆる広告の効果検証を求められる
インターネットの普及により、マス広告よりもネット広告に広告費を割く企業が増えています。それはネット広告のメリットである定量的に数値の分析ができるからになります。
「TVCMは出稿したら終わり。ネット広告は出稿してからが始まり。」と言われているようにネット広告は数値が悪ければ、良い数値が出るまで改善を繰り返すことができます。
それ故、扱う広告に対してあらゆる側面からの効果検証を代理店に求める企業が増えてきており、膨大な数値を日々検証し改善に向けた施策提案など行うことが代理店の仕事になります。
慢性的な人手不足にも関わらず、ネット広告の需要の増加とクライアント企業の効果検証に対するハードルが上がっていることが代理店に勤める人間の労働時間が急増しております。
働く人のマインドが変わらない
- 昔に比べたら今なんて緩い方だよ!
- 俺の時代は相当ブラックだった!
働き方改革によって大きく業務体制など変わりましたが、過去の広告代理店は働き方は常識を逸雑していました。そのブラックな働き方が根強く残っている人が代理店にはまだまだ沢山います。そのため、いざというときにブラックな働き方を許したり、強要してしまいます。
会社が、社会が変わろうともそこに働く人マインドが変わらない限りブラックな働き方からは本当の意味で脱却できません。そういった過去のブラックな働き方が根強く残る代理店は時代が変わってもブラックな要素が拭いきれないのです。
広告代理店が人気の理由
──ブラック企業なのに何故か人気の広告代理店の理由に迫る
その本音は「広告代理店で働くって格好いいとか。モテそう。」とかそんな理由だと思います。しかし、それ以外で広告代理店が人気な理由が気になり、私の周りの同期や先輩になぜ、広告代理店を選んだのか調査し所、大きく3つの意見がありましたので詳しくご紹介していきます。
転職に有利・キャリアの幅が広がる
今、色々な業界の企業がITに力を入れ始めています。ITなしでは、もはやビジネスが成り立たなくなってきています。その際に必要なのはWEBマーケティングのスキルです。
広告代理店(特にネット専業代理店)はWEBマーケティングのジェネラリストやスペシャリストになるキャリアパスがあります。
色々な業界の会社がIT業界で経験を積んだ「即戦力の人材」を求めているのです。そして広告代理店出身者こそ、その最もたる人材。だから、「広告代理店出身者」というだけで、転職市場ではかなり受けがいいことが想定されることから代理店を選ぶという人が多いです。
華がある仕事であること
広告業界の仕事は、看板や雑誌などの広告を制作したり、プロモーションのためのイベントを実施したりします。そのためデザイナーやクリエイター・エンタメとも関わりが深く、そのクリエイティブな仕事や環境に魅力を感じる人が多いです。デザイナーでなくても、業務の中でクリエイティブな部門の人材と協同するケースも珍しくありません。そのためものづくりに関わることや、華やかな業界に興味が強い人から高い人気のある業界です。
広告そのものが好きである
広告代理店に勤める人の多くが”広告そのものが好き”ということから就職や転職を行う人が多いです。
TVCMなど大衆の目に触れる仕事ができることにやりがいを感じる人が多いのはもちろん、実に幅広い広告使ったコミュニケーション戦略を扱えるのが広告代理店の魅力であり人気の理由です。
私もこの人種になります。
自身の考えたプロモーションを考える上で悩んだ末に思いつく”閃き”によって
成功する道筋が見えた時に脳内のアドレナリンが溢れ出す瞬間がたまらなく好きです。
広告の仕事が最高に感じる書籍を下記で紹介しているので気になる人は是非。
広告代理店で働くことまとめ
いかがでしたでしょうか。
広告代理店は激務でブラック企業であることは間違いありません。
しかし、転職に有利なことであったり広告で大衆に大きな影響を与えることができるやりがいのある仕事なだけに毎年就活生や中途採用での転職先の企業として人気を誇ります。
実際、私も広告代理店の仕事ををする上でプロモーションに大きな予算を任されるので、相応のプレッシャーは掛かります。しかし、大衆の心を動かすコミュニケーション戦略に携われる事は最高にエキサイティングでやり甲斐が半端ないです。
最後にもう一度、僕が思う広告代理店の印象を記しておきます。
広告代理店は最高にエキサイティングなブラック企業です
当サイトでは、広告代理店で現役で働く私が何も飾らず”リアルな広告代理店の実態”をお届けします。就活情報誌のコーティングされた情報ではなく嘘偽りの無い”広告代理店の生の声”をお伝えしていきます。
広告業界を志す就活生や広告業界へ足を踏み入れた若手社員の方に広告代理店の様々な側面をご紹介することで少しでも働くイメージや実感が湧くように。