【2024年版】電通デジタル就職難易度はこちら

転職ノウハウ

「電通デジタルの就職難易度が知りたい…!」

新卒や中途でインターネット広告代理店へ就職を考えている方は気になる話題ですよね。しかし、就活サイトでまとめている情報は古いデータものが多く、外部の方がまとめているので真に役立つ情報は手に入らないケースが多いです。

本記事では、現役で広告代理店に勤める私が下記の2つの視点から電通デジタルの就職難易度を作成させて頂きました。

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就職難易度ランキングは下記2つの視点から算出しております。各企業を比較しやすいようにまとめているので是非、最後までご覧ください。

視点①:内部からの視点(インターネット広告代理店勤務の私が情報収集した独自のデータ)

私はインターネット広告代理店に現在務めており、業界構造や組織力は熟知しております。そのため、私の視点から各広告代理店の格付けをすることでよりリアルな評価を提供することができます。

視点②:外部からの視点(就活サイトや年収サイトのデータを参照)

各サイトにまとめている企業情報や平均年収などを集約し、もっとも比較しやすい形で提示させていただきます。

株式会社電通デジタル

参照:HP

──電通グループのデジタル領域を扱う総合デジタルマーケティングカンパニー。

電通のデジタル領域専門のグループ企業として、国内外約1,000社のデジタルパートナーとして企業の経営・事業・マーケティング活動全般を支援する会社。電通のリソースを使い、WEB広告×マス広告を統合(Integration)したコミュニケーション戦略に携わることができる。設立当初は600人だった社員数は、6年で2,300人に倍増し、売上と利益も同様に成長している。平均年齢が33.8歳と若く、チャレンジ精神溢れる企業。

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電通デジタルは「高年収」・「電通グループ」ということで箔が付くので新卒・中途から人気で就職難易度は高い。

社名 株式会社電通デジタル
従業員 2,300名 23.1時点
本社所在地 東京都港区東新橋1-8-1

 

数字で知る電通デジタル

公式HPで紹介している各指標の最新のデータは下記になります。(引用:数字で知る電通デジタル)

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“電通”と聞くと長時間残業のイメージがあると思いますが業界内で見ても働き方はとてもホワイトになっております。広告代理店の中では比較的に残業時間が少ないのが特徴です。

電通デジタルの就職難易度は?

新卒採用の職種

電通デジタルの募集職種は以下の9つです。(引用:新卒採用募集概要

マーケティングコミュニケーション

クライアント企業を最適解へ導く、デジタル広告やECビジネスのプロデューサー・プランナー。
メディアとプラットフォームデータを自由自在に使いこなし、生活者の心を動かし行動を喚起するコミュニケーションを届けることで、企業やブランドの売上を最大化する仕事です。Google、Instagram、X、Amazonなどのプラットフォームを活用したデジタル広告配信・制作・運用のプロデュースや、店舗とECを横断した購買体験をプランニングします。

エクスペリエンスデザイン

クライアント企業と生活者の接点をつくる、“オウンドメディア”のプランナー。
YouTubeやInstagramなどのソーシャルメディア、WebサイトやECサイトなど、クライアント企業が持つ自社メディアの企画・制作・UI/UXの改善を行う仕事です。コンテンツの企画から、映像やサイトやテキストの実制作、UI/UX改善、データ分析まで、生活者がクライアント企業に対して愛着を高めるための幅広いプランニングを行います。

ビジネスコンサルティング

クライアント企業の事業や顧客体験の変革を実現するコンサルタント。
クライアント企業の幅広い事業課題に対して、コミュニケーション施策やテクノロジー導入にとらわれない幅広いソリューションを提案し、実行までパートナーとして伴走します。顧客基点から既存・新規事業の成長を描き、心地良い顧客体験を実現するための体験設計やサービス設計、ビジネスのデジタル化のための組織づくりなどもサポートしています。

ITコンサルティング

テクノロジーを駆使してクライアント企業のDXを支援するコンサルタント。
ITコンサルタントとして、IT知識とコミュニケーションの総合的な能力を活かしながら、クライアント企業の抱えるマーケティング課題を解決します。顧客体験を軸としたコンサルティング力やテクノロジーベンダー各社との強固なパートナーシップを武器に、クライアント企業の事業ゴールを見据えながら戦略・施策を考察、デザインし、テクノロジーに落とし込む、ビジネスとテクノロジーをつなぐ仕事です。

グローバル

グローバル企業のデジタルマーケティングを支援するプロデューサー・プランナー。
海外拠点を含む電通グループと連携し、外資系企業の日本市場、および日系企業の海外市場でのデジタルマーケティング全般を支援します。広告コミュニケーションから、ビジネスやサービスのデジタル化まで、幅広い課題解決を戦略・企画・実行までプロデュースする仕事です。

クリエイティブプランニング/コピーライティング

アイディアとテクノロジーを掛け合わせ企画を生み、新たな顧客体験やデジタル広告を生み出すクリエイター。WebCMやバナー広告、キャンペーンWebサイト、ソーシャルメディアでの話題づくりの企画/制作や、クライアント企業のサービスやプロダクト開発に関わる企画/制作をする仕事です。デジタル広告の知見を駆使し、企業や商品の広告効果を最大化するための動画プランニングやコピーライティングを行います。

アート/デザイン

生活者とクライアント企業の接点となる世界観を創り出すアートディレクター/デザイナー。
ブランドのイメージを高めるグラフィックや使いやすいアプリ/Webサイトなどのデザインをはじめ、クライアント企業のサービスやプロダクトの開発においても、アートディレクションやビジュアルデザインを行います。

データサイエンス

データとAI/機械学習活用によるビジネス価値の創出を行うデータのスペシャリスト。
マーケティングサイエンス領域のデータを解析しクライアント企業の課題発見からデータ分析、施策プランニング、そして施策の実行から検証改善までの一連のPDCA業務に対して、一貫したビジネス価値創出に貢献します。また、生成AIを活用した独自のソリューション開発や、企業のAI推進を支援するAIシフトコンサルティングも行います。

ソフトウェアエンジニアリング

電通デジタル社員が使用するシステムやクライアント企業に価値を提供するためのプロダクトを開発するエンジニア。デジタル広告領域におけるデータ分析基盤や、広告運用アプリケーションの構築、運用に役立つプログラム可能なAPIやデータ基盤の開発やサーバ/ネットワークの構築も行っており、ソフトウェア開発・システム運用の両面から行います。​

過去3年間の新卒採用者数

大手転職サイトのマイナビに記載の過去3年間の新卒採用人数を紹介。

参照:マイナビ

電通デジタルの就職倍率・就職難易度

サイバーエージェントの採用倍率は「約70倍」以上と予想されます。そのため、就職の難易度でいうと偏差値「62」程度になると想定しておりますので入社へのハードルは高いでしょう。

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インターネット広告代理店の中では就職難易度は非常に高いと言えるでしょう。

電通デジタルにどうしても入社したい人へ

電通デジタルにどうしても入社したい人向けのロードマップを紹介します。

パターン①:新卒で入社するパターン

最難関の入社パターンになります。新卒に求めることは企業によって異なりますが、電通デジタルの場合は「素直さ」と「地頭の良さ」を感じられる学生は面接を通過しやすいと感じております。面接で如何に良いエピソードトークをするかと言うよりも、素直さや地頭の良さを感じさせる話し方をできるように訓練することが重要だと考えております。

パターン②:中途で入社するパターン

私はお勧めしたいパターンはこちらです。なぜなら、新卒採用よりも容易に入社することができるからです。中途採用はWEB広告の運用経験やアカウントプランナーの経験がであれば入社ハードルは一気に下がります。

インターネット広告代理店は市場規模が急速に拡大しており常に人手不足です。そのため、新卒で入社できない場合はまずは同業種で働き、ステップアップで電通デジタルに中途入社するのがおすすめです。

注意:異業種からの転職は難しい

中途で入社する場合は、異業種からの転職はハードルが高いです。相当現職での実績を出したり、ポテンシャルが高くないと入社できないので、どうしても電通デジタルに入社したい人は同業種にまず入社することをお勧めします。

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電通デジタルの就職難易度は新卒と中途採用で大きく異なり、中途採用の場合だと経験者であれば比較的に容易に入社することができます。新卒で入社できない人は諦めずに同業種で力を溜めて中途で入社しましょう。

大手インターネット広告代理店は中途採用で入りやすい?

──中途採用だと入社のハードルが低いのが特徴

インターネット広告代理店は新卒入社で厳しくても中途入社ではハードルが一気に下がります。インターネット広告代理店の営業は事業会社のマーケティング担当者(年次が高い)と接するため、交渉面など新卒社員には業務内容でのハードルが高い傾向にあります。そのため、ある程度社会人経験ありクライアントと円滑なコミュニケーションができる即戦力人材は受け入れられやすい環境にあります。

しかし、WEB広告は仕組みや形態がとても複雑なので、WEB広告に関しての知識がある人、未経験の場合は吸収力がある若い第二新卒の人材でなければ中途での入社は困難になります。

逆にWEB広告関連企業での経験がある人は、人材の流動性が激しいインターネット広告代理店に比較的に受け入れられやすい傾向があるので、大手インターネット広告代理店へのキャリアアップを狙えるでしょう。

【2024年版】インターネット広告代理店の就職難易度

偏差値 企業名 平均年収 採用人数
65 サイバーエージェント 806万円 200人程度
62 電通デジタル 674万円 100人程度
61 デジタルホールディングス 727万円 50~100人程度
60 デジタルガレージ 763万円 10人程度
59 CARTA HOLDINGS 700万円 50人程度
58 D.A.コンソーシアムホールディングス 602万円 50-100人程度
57 セプテーニ 579万円 101-200人程度
56 アドウェイズ 648万円 50人程度
55 アイレップ 508万円 20~30人程度
54 ファンコミュニケーションズ 504万円 20~30人程度
53 GMOアドパートナーズ 576万円 20~30人程度
52 フルスピード 505万円 10~20人程度
51 バリューコマース 581万円 15人程度
50 アイモバイル 585万円 15人程度
49 レントラックス 526万円 10人程度

──平均年収が高い企業の偏差値が高い傾向に

インターネット広告代理店の就職偏差値で1位に輝いたのはAbemaTVでお馴染みの「サイバーエージェント」になります。新卒入社の倍率が100倍〜300倍と言われており、大手総合商社や食品会社が500倍と言われているのでそれに匹敵します。ここまで就活生に人気な秘訣として、高い年収はもちろんのこと、新卒社員育成に力を入れている社風とAbemaなどをはじめメディア露出により華やかなイメージが世間的に付いていることからキラキラした所で働きたいという優秀大学出身の学生に人気がある傾向にあります。

電通・博報堂といった総合広告代理店のグループ企業である「電通デジタル」「DAC」も就職難易度が高いとされております。総合広告代理店としてビッククライアントからの発注が多く、WEB広告の運用費も他の代理店とは桁が違います。そのためタフで優秀な人材でなければ入社するのが困難です。現在、WEB広告の需要が一層高まっており、IT人材を高待遇で積極的に採用しております。

就職偏差値は、年収ガイドさんによる年収偏差値と採用人数と就職倍率を統計的に調査して算出した数値になります。あくまでの定性調査になりますのでご参考までに。
参照:年収ガイド

インターネット広告代理店の分類

インターネット広告代理店は大きく3つに分類され、電通や博報堂といった総合広告代理店のデジタル分野専門の代理店やサイバーエージェントやセプテーニのような独立系インターネット広告代理店などが存在します。

総合インターネット広告代理店と独立系インターネット広告代理店は直クライアント案件が多く、取扱高も高い傾向があり、比較的に年収レンジが高くなっております。就職難易度に関しても年収レンジと相関関係がありますので気になる方は下記の記事を是非チェックしてみて下さい。

高年収のインターネット広告代理店

株式会社サイバーエージェント

参照:HP

──インターネット広告代理店の代名詞と呼べる次世代を担う一流企業

サイバーエージェントは”21世紀を代表する企業になる”というビジョンを掲げ、主力のインターネット広告事業から「Abema TV」といったメディア事業など幅広いジャンルを手掛けている。社員育成のとても力を入れており、20代の若い社員でも裁量を持たせる文化のため、成長意欲が高い若手には最適な環境です。インターネット広告代理店では知名度・売上高共にno.1の就活生に圧倒的に人気のある企業です。

CARTA HOLDINGS

参照:HP

──「VOYAGE GROUP」と「サイバー・コミュニケーションズ」が合併して設立された企業

CARTA HOLDINGSは、メディア事業とアドテクノロジー事業を手がける子会社を統括する電通グループ傘下の純粋持株会社です。また、メディアレップを中心に広告枠の販売及びソリューションを提供する「パートナーセールス事業」、広告配信プラットフォームを運営する「アドプラットフォーム事業」、自社メディアの企画・運営やHR領域・EC領域での新規事業を手がける「コンシューマー事業」の3つの事業を展開している企業になります。WEB広告業界に勤める社員からは働き方など優良企業として挙げられることが多い。

デジタルホールディングス(opt)

参照:HP

──「インターネット広告代理事業」から「デジタルシフト事業」へ事業構造の改革を担うデジタルマーケティング企業

デジタルホールディングスはインターネット広告事業を中心に、業界のデジタルシフトを推進する企業として業界をリードしており、独立系インターネット広告代理店の中で業界2位の売上高を誇る。

デジタルガレージ

参照:HP

──国内最大級のFintech(フィンテック)を引率するデジタルマーケティング企業

デジタルガレージはインターネット広告代理事業の他にも、東京、サンフランシスコを拠点として、決済、マーケティング、投資・育成事業を幅広い事業を展開している企業です。

また、「価格.com」や「食べログ」を運営するカカクコムや、ブロックチェーン金融サービスを手がけるCrypto Garageなどのグループ会社を持ち、ブロックチェーン」「人工知能」「xR」「セキュリティ」「バイオヘルス」など5分野を重点分野としている研究開発組織「DG Lab」を運営しております。金融系クライアントを多数抱え、Fintech領域を中心に最先端のソリューションを提供している。

D.A.コンソーシアムホールディングス

参照:HP

──博報堂DYグループのインターネット広告会社。メディアレップ業界No.1

DACはメディアレップと呼ばれる事業を中心に展開しており、広告主と媒体者(Yahoo!、Google、LINE等)を繋ぎ、広告枠の仕入れ、プランニング、広告原稿の管理などを扱っております。また、メディアレップとしては、電通グループのCCIを凌ぐ業界No.1の業績を誇ります。

また近年、博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ・DACの3社からデジタル広告領域のプロフェッショナルを結集したDACの戦略組織「博報堂デジタルイニシアティブ」という組織が設立され、広告主のデジタルマーケティング戦略まで更に領域を拡大している。

広告代理店へ入社を考えている方もらいたい書籍

「広告代理店で働く上で役立つ広告に関する書籍を知りたい….!」

私はインターネット広告代理店に勤めているのですが、広告業界を志す就活性や広告業界に入社した若者の皆さんからよく頂く質問です。そこで、今回は下記の”2つのポイント”を抑えた書籍のみを厳選してご紹介させていただきます。

  • 広告って仕事の本質が分かる書籍
  • 広告で人の心を動かすって最高に面白いと思える書籍

広告業界を志す就活性や広告業界に入社した若者に是非読んでもらいたいと思っています。

まとめ

電通デジタルの就職難易度に関しての理解は深めて頂けたでしょうか?

インターネット広告代理店はWEB広告の需要が急増していることを受け、積極的に人員を強化しております。そのため、経験者であれば大手のインターネット広告代理店へのキャリアアップは比較的容易であると考えております。

私は「20代で何を経験することができるのか」ということが、今後の理想的なキャリアを築く上で最も重要なことだと考えております。そのため、WEBマーケティングとしてのキャリア築いていきたいと感じている方は、インターネット広告代理店は自身の市場価値を上げる環境として申し分ないと強く感じております。本サイトでは、インターネット広告代理店に関して様々な情報を発信しているので是非チェックしてみてください。